三浦春馬さんのラストムービーとも言うべき作品。
冒頭、遊女の森川葵さんが橋の上から身投げをしようとしている所を三浦春馬さん扮する五代友厚が、「命を粗末にしてはいけない」と静止する。なんとも皮肉なセリフからのスタート。
話は江戸時代末期から明治維新で日本が大きく変化する時代のストーリー。閉ざされた鎖国文化から欧米の目を見張るばかりの文明を学んだ五代ら若者達が立ち上がって日本を変えてゆくさま。
大阪商人の前で多くの古くからの商人に罵倒されながらも五代の100年先を見据えた熱いスピーチは徐々に商人達の心を変えて行きこれが何とも面白い。
そしてその側近に立つ者の中には面白い登場人物も(^^)(さあ、誰でしょう。大阪でコロナ対策に最も従事している人です)
ラストシーンはそんな五代が病死し、葬儀の場には妻と娘のみの寂しいお通夜。そこで妻がポツリとつぶやく。
「結局あなたの思いは誰にも伝わらんかったんやねぇ」
しかしそうではなくそれはしっかりと大阪の人々に伝わっていた。それはその直後、次の場面で証明される。
これは是非劇場で見て下さい。すごくお勧めです。
ちなみに「新解釈 三国志」も見ました。
これはまあ、パロディです。パロディ好きな方はどうぞ(^.^)
登場人物もなかなかの人達なのでファンは嬉しいかも。